①キノコなどの菌類は他の食材に比べてセシウムなどの放射性物質を吸収し易い特性を持つ。
②屋内栽培されたキノコも、培地に、汚染された原木・おが屑などが使用されると、放射性セシウ ムを吸収し濃縮される。
きのこ原木及び菌床用培地として利用できる放射性セシウム濃度を、きのこ原木及びほだ木 50ベクレル/kg、菌床用培地及び菌床200ベクレル/kg以下と設定。しかし食品における新たな基 準値100Bq/kgに対して、原木の指標値を改正したのは、なんと新基準値施行(4月)の直前3月 28日になってからである。
林野省 きのこ原木及び菌床用培地等の当面の指標値設定に関するQ&Aについて
③岩手県、福島県、栃木県、群馬県、長野県からは、基準値を何十倍も上回るサンプルが見つ かっている。
広島県では三次市で生産された原木シイタケから、基準値の4倍近くの放射性セシウムが検出 された。原因は原発事故後に東北から流通してきた原木を用いてシイタケを栽培していたから ということ。
原木シイタケ購入時にはシイタケの産地が西日本であっても、原木がどこの産地を配慮する必 要がある。
【原木に係る情報】三次市で生産された生しいたけからの放射性セシウムの検出について
④各県で検査件数が大幅に異なっているので、「基準値を上回っているサンプルの数」がそのまま 各県の汚染度の高低を現しているのではないことに留意。(たとえば宮城県はほとんど検査をし ていないために、基準値を上回るサンプルの数も当然ながら少なくなっている。)
⑤チェルノブイリ事故発生時には、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国でも高濃度のキノコが検 出され、10年に渡り食用を禁止された。
(26年経った現在でも、キノコの種類や産地によっては、放射線値が検出。)
ヨーロッパのきのこの汚染
▼参考資料
【富山県内に入荷した福島県産しいたけ原木から放射性セシウムが検出】
【福島第一原発事故以前にもきのこ類には放射性セシウム137が含まれており、我々は気づかないうちにキノコを摂取すると同時に放射性物質も体内に摂取していた】
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